アンジュルム春コンサート 「変わるもの変わらないもの」

アンジュルム春コンサート 「変わるもの変わらないもの」
2017年5月5日(金)
名古屋市特殊陶業市民会館

 かなり間が空いてしまったんですがアンジュルムホールコンサート「変わるもの変わらないもの」を観てきましたー。名古屋も武道館も見に行ったんですが、文章として全て作るのが面倒だったので箇条書きで思ったことをまとめます…(日が空いてしまったので温度が低い)。とりあえずの名古屋編です。

 ・先回のモーニング娘。17のコンサートををフロア対応のダンスセットと考えるのであればアンジュルムのホールコンは「ショー」に近い。観て楽しむものだと思いました。

・公演内容は…アンジュルムの曲を中心に行っていた先回公演に対し、今回はスマイレージの曲も沢山盛り込んだ内容だったのですが、やはりどうしても曲順や演出に対してちぐはぐさを感じてしまいました。九位一体や百花繚乱スペシャルの共に素晴らしかった点は2つとも非常にストーリーが明確だった。今回は「変わるもの変わらないもの」という点でスマイレージからアンジュルムへの変化とその中で変わらないものを提示するということがテーマだったと思いますが、結果としてはスマイレージアンジュルムの楽曲の食合せの悪さを感じてしまう内容だったように感じています。ここはやはり楽曲コンセプトが全く異なるのがどうしても難しい点だと思う。武道館公演ではこの点が解消されて真にテーマに沿った公演になっていることを祈ってます…(結果→別に解消されない)。

 ・映像演出は先回(九位一体)以上。しかし曲によって映像の出来不出来の差がデカい(オープニングのレーザーと映像を組み合わせた演出はテンション上がりました)。
・映像、レーザーは使い方が良かったものとそうでないものの差が大きい。エンディングの「私の心」はドレス姿のメンバーが宇宙を漂うような演出は幻想的な雰囲気があって素敵(宇宙とアイドルって相性良いですよね。ましてやラブソングとなると…ヤック・デカルチャー)。えー、反対に残念だったのは「あまのじゃく」の時だったかな、花のテクスチャ画像ぶん回すだけの演出。あんなんなら逆にやらなくていいですよ…。

・中間の謎動画。意味不明なエロスを醸し出す衣装は最高だけど意味がわからないよー。ネタとしては面白いんだけど。

・新曲がまた戦闘集団であることを前面に出したアニソンっぽい歌。あんまりおんなじテイストの曲ばっかりだと流石に飽きるよー。気持ちはわかるけどアンジュルムのキャラを補強するような楽曲ばかり出しすぎるとライブの単調化も進むので出来れば曲のバリエーション増やして欲しい(かといって地団駄ダンスみたいなの入れるのも難しい判断ですが)。

・メンバー全員歌が安定してきた。上國料、MODE以降の伸びがすごい。これからまだ伸びるのでは。あと室田、お前はアンジュルムのエースになれ!

・今回もそうだったけどアンジュルムの素晴らしい所は、ダンスとしてはモーニングの対局にあってそれをちゃんとかっこよく見せている所。モーニングは完全に組織で見せるダンスに対してアンジュルムは個を中心に見せつつトータルでは組織で見せるダンス。モーニングが組織の「動き」で見せるダンスに対してアンジュルムはそれぞれの「形(もしくはシルエット)」で見せる演出。モーニングは「軍」であるのに対しアンジュルムは「戦隊」ですね(アンジュが「戦隊」というのはMCで和田さん自身も言っていたけど)。
・わかりやすい事例が「ドンデンガエシ」のダンス。アンジュルムのダンスの中では一番好き。冒頭からそれぞれがそれぞれのダンスを踊り、サビ近辺に来るとだんだんと動きが統率されていく。間奏部分になるとまたそれぞれがバラバラにダンス(戦闘)が始まる。落ちサビになると一人ずつキメる場面がある。ラストは少しだけダンスを合わせて各自決めポーズがドーン!(後ろからの光でシルエットだけ浮かび上がる!)ってむっちゃ戦隊モノっぽくて最高じゃないすか?特にこのならず者感がゴーカイジャーとかの感じが出てて最高なのです(最高2回言った)。

 

アンジュルム春コンサート 「変わるもの変わらないもの」
2017年5月15日(月)
日本武道館

 

で、観てきました武道館。公演内容は演出として大きな変更点は無かったのですがこの日は笠原さんがとっても! 良かったのです(あ、武道館に関しては笠原さんに言及して終了します)。大森靖子さんをして「13歳にして人間的にセクシーであんな13歳なんてもう希望で肌がミチミチの13歳だよなあ初武道館楽しんでてかわいすぎたっ!」と言わせるくらいの良さ。LED画面にご尊顔が映る度に「ほっぺたみたいなふともも最高!!! ふとももみたいなほっぺたも最高!!!!! 」って思いながら見つめていました。それだけでなく本当に初めての武道館を満喫している、楽しくて仕方がない、それがパフォーマンスにもすごく出ていて観ていてこちらが笑顔になるくらい素敵でした。

 勝田さんのMCでようやく知ったのですが今回のホールコンのコンセプトの裏テーマは「アンジュ対スマ」だったみたいです(戦わせてどうすんだ…)。今後もスマとアンジュの楽曲をいかにバランス良く配置するのかというのは課題として残りそう。しかし、九位一体や百花繚乱の武道館公演ではクリア出来ていた課題だと思っていたので今後はスマとアンジュの楽曲を両方取り込んだ素敵なコンサートが今後観れることを楽しみにしています。